fotolia_76807956_subscription_monthly_m

女性は妊娠、出産を行うことができるため、女性特有の臓器を体内に持っています。それは子宮だったり、卵巣だったり、やはり妊娠、出産のために重要な器官ばかりです。そんな大事な器官の一つに卵管があります。

子宮や卵巣に比べ、あまり聞いたことがない部分かも知れませんが、卵子や受精卵の通り道として、とても大事な部分です。現在、日本では多くの人が不妊で悩んでいる現状がありますが、この卵管の詰まりというのも不妊の原因の一つになり得ます。

卵管が何らかの理由により詰まってしまうことを、「卵管閉塞」と言います。もし卵管閉塞になってしまった場合、自然妊娠することは可能でしょうか?また、治療法などはあるのでしょうか?卵管閉塞について、気になることを調べました。

妊活は女性だけの問題ではありません!男性の理解と協力が必要です。

卵管閉塞とは?

卵管が存在する場所を正確に把握している人は、どれくらいいるでしょうか?卵管とは子宮から左右の卵巣に向かって伸びる細長い管で、卵子や受精卵の通り道となる器官です。

排卵期になると卵巣からは卵子が放出され、卵管の先にある卵管釆が卵子をキャッチします。その後卵子は卵管を進み、卵管の中で精子と出会い受精します。受精卵になった後も、細胞分裂を繰り返しながら卵管を進み子宮を目指します。

卵管は卵子や受精卵の通り道であり、その通り道が塞がっていると、卵子が通れないので授精ができない、受精卵が通れないので子宮にたどり着けない、といった事が起き妊娠できない原因となります。卵管は左右にあるため、どちらか一方でも通じていれば、自然妊娠のチャンスは十分あります。

しかし、排卵は左右の卵巣から交互に起こるのではなく、あくまでランダムに、良く育った卵胞から卵子の放出が起こるので、閉塞している側からの排卵に偏ってしまうと、妊娠率は落ちてしまうかもしれません。

もし自分の卵管に詰まりがあるのならば、治療法はあるのでしょうか?また、卵管閉塞に気づくための自覚症状などはあるのでしょうか?下記にまとめてみました。

なぜ卵管閉塞になるの?自覚症状は?

卵管閉塞という状態になると、自然妊娠率が低くなることはわかりましたが、なぜ卵管閉塞を起こすのか、また、自覚症状の有無についても気になります。

卵管が詰まってしまう原因には、いくつかの事が考えられますが、多くは骨盤内の炎症(子宮内膜炎や虫垂炎など)や、クラミジアなどの性感染症等による炎症で卵管が癒着してしまう事にあると言われています。

そして、卵管閉塞という状態になっても、まず自覚症状が出る事は無く、大体は不妊検査等によって閉塞が見つかる事がほとんどです。

自覚症状が無いため、判明した頃には炎症や癒着が進み、卵管が完全な閉塞を起こしている事も少なくは無いようです。卵管が原因の不妊は決して少なくは無く、閉塞という状態ではなく、卵管の通り道が細くなっている卵管狭窄という状態であっても、自然妊娠の確率は落ちてしまいます。

妊娠を望んでいる方に卵管閉塞が判明した場合、閉塞の程度によっては自然妊娠がかなり難しくなってくるので、治療が必要になってきます。具体的な治療法については、次項にてまとめてみました。

卵管閉塞の治療法!

骨盤内の炎症や細菌感染による炎症での臓器癒着が原因となり引き起こされることがある卵管閉塞ですが、放置しておくと不妊の原因となります。卵管閉塞は、どの程度の詰まりがあるかにもよりますが、自然妊娠が難しくなるケースもあります。

もし卵管に詰まりが確認された場合、どのような治療法があるのでしょうか?治療を始める前に、まずは卵管の通りを調べる検査を受けることになります。

「卵管通水法」や「卵管造影検査」と言われる検査で卵管の詰まりを調べる訳ですが、これらは生理食塩水や造影剤を卵管に注入して、どの程度通るのかを確認するものです。

これらの方法は検査ではあるものの、卵管に物質を通すことで軽度の詰まりであれば一緒に流れてしまうため、治療の側面もあります。実際にこの検査を受けた後の数か月間は、妊娠率がアップするというデータもあるようです。

これらの検査によって、解消がされない、程度の重い卵管閉塞では手術による治療法(卵管形成術)も取られます。

卵管は左右にあるため片側だけの閉塞であれば、手術や治療を経て自然妊娠を目指すことができますが、両側卵管閉塞と診断された場合、早期の妊娠を望むのであれば体外受精を視野に入れた方が良いでしょう。

卵管閉塞という状態は、不妊の原因になるにもかかわらず自覚症状がないため、早期発見が難しい疾患です。過去に一度でもクラミジアなどの細菌に感染したことがある人や、なかなか子供ができずに悩んでいるようであれば、卵管の詰まりがあるかもしれないことを疑って、不妊の検査を受けてみるべきかもしれません。