クラミジア 感染経路

女性の不妊の原因の一つに、卵管閉塞というものがあります。卵管とは、卵子や受精卵の通り道であり、この卵管が詰まったり塞がってしまうと、妊娠しにくい、または妊娠できないといった状態になってしまいます。卵管閉塞を起こす原因として言われているものの一つに、性感染症であるクラミジアがあります。

「性感染症」であるため、性交渉によってクラミジアに感染する可能性があることはわかりますが、それ以外にも日常生活において、感染する恐れはあるのでしょうか?ここではクラミジアの感染経路や対処法について調べてみました。

▼参考 クラミジアが卵管閉塞の原因に?感染してすぐになりうる? 

妊活は女性だけの問題ではありません!男性の理解と協力が必要です。

クラミジアとは?感染するとどうなる?

クラミジアという性感染症、名前を知っているという人はとても多いのではないのでしょうか?しかし、感染するとどうなるのか、どのような症状がでるのかなど、詳しいことは知らない、という人がほとんどだと思います。

このクラミジアという病気、若年層での感染が非常に多く、推定で100万人以上が感染しているのではないかと言われています。性行為を行う年齢の低年齢化や、予防知識の無さなどから10~20代での感染が広がっているとも言われています。

クラミジア性感染症とは、クラミジア・トラコマチスという細菌による感染症であり、この細菌に感染すると、様々な病気を引き起こす原因となります。

男性と女性では感染後に出る症状に違いがありますが、ここでは女性に関してのみ調べました。

女性がクラミジアに感染すると、子宮頸管炎や卵管炎、卵管周辺炎の原因となる事が知られています。主な症状として、オリモノの変化や増加、不正出血、膀胱炎、下腹部痛などを呈しますが、これらの症状がほとんど現れない感染者が多いのもクラミジアの特徴です。

感染に気が付かないために治療を受けることができず、子宮頸管炎や卵管炎といった病気を起こし、それらが原因となって不妊症になることもあるのです。

色んな病気や不妊症の引き金になる可能性のあるクラミジアですが、どのようなことが原因で感染してしまうのでしょう?次項ではクラミジアの感染経路について、調べてみました。

クラミジアの感染経路!性交渉以外にも注意が必要?

上記のように様々な病気や不妊症の原因にもなり得るクラミジアですが、感染経路のほとんど(ほぼ100%)が、「人から人へ」の感染となります。「性感染症」というからには、性行為を介して感染する訳ですが、人によってはどの行為までを性行為とするのか、考え方で違ってくるかもしれません。

クラミジアはクラミジアに感染している人の体液や粘膜が、相手の粘膜に接触することによって感染します。粘膜や体液の接触という事は、通常の性器同士での性行為はもちろん、性器から喉(喉は粘膜です)への感染や、性器から肛門や直腸へも感染を起こすという事です。

それでは、口と口での接触ではどうでしょうか?クラミジア自体は弱い細菌であり、口同士が触れ合う程度では感染はしないようですが、深く舌を差し込むような行為では、まれに感染することがあるようです。

こういった性的な行為を介して感染が起こるクラミジアですが、性的接触以外に感染する恐れはないのでしょうか?

クラミジアは熱や乾燥に弱く、日常生活で感染が起こることはまずないと言われています。しかし、「どこから感染したのか」という感染経路を特定することは難しく、性行為以外の感染経路があってもおかしくはないそうです(確率的にはとても低いが、病院や公衆トイレなどで他人の体液などに偶然的に粘膜が接触してしまったなど)。

菌自体は弱いものの、感染力は侮れないクラミジア、できることなら感染は避けたいところです。次項ではクラミジア感染の予防や対処法について、下記のようにまとめてみました。

クラミジアに感染しないために、その対処法とは?

クラミジアという性感染症、その感染経路のほとんどが性行為を介してであることがわかりました。命の危険こそあまり感じないものの、妊娠できなくなる可能性があるならば、女性としては感染を避けたいと思うはずです。

正しく予防していれば決して怖い感染症ではないクラミジア。ここでは、クラミジアに感染しないための予防法についてまとめました。

クラミジアに限らず性感染症を防ぐために大事なことは、性行為を行う相手を限定し、コンドームを正しく確実に使用することです。感染していない者同士の性交渉であれば、感染する心配はありませんが、一方(または両方)がパートナーに隠れてパートナー以外と性交渉を持ち万が一感染してしまっていても、コンドームを正しく使用していれば、ほとんどの場合で感染が防げます。

不特定多数の人との性行為は、クラミジアのように自覚症状をあまり伴わない性感染症を誰が持っていてもおかしくは無いため、とても危険と言えます。リスクを減らすためにも性交渉は、信頼のできるパートナーとのみ行うべきでしょう。

その他の対応策として、性行為の前後にシャワーを浴びる、生理中の性行為は避ける、寝具などは清潔なものを用意する、性器を傷つけるような行為はしない、など、清潔にして病原菌を遠ざける工夫をする必要があります。

それでもクラミジアの感染が疑われる場合は、病院にて検査を受け、早期に治療を開始すれば抗生剤の服用や投与などで、1カ月前後で治療が完了します。クラミジアはほとんどが性交渉によって感染し、感染したことに気づかないまま病気や不妊症にもつながる可能性があります。まずは予防をしっかり行い、気がかりがある人はきちんと検査を受け、早期に治療を行う事が大事です。

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