卵巣がん 初期症状

どんな病気であっても、早期の発見ができ、初期段階で治療が出来れば、早めの回復や社会復帰が叶います。病気の中でも命の危険があり、進行度合いや、できる部位によって予後の生存確率が変わってくる「がん」という病気は、出来る限り早期の発見に努めたいものの一つです。

早期発見のためには、定期的な検査を受けることのほかに、自覚症状を感じ取り病院を受診することが大事になってきます。今回は女性特有の病気である「卵巣がん」について、早期発見のポイントとなる自覚症状や初期症状の有無について探っていきます。

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卵巣がんとは?どんな病気?

男性と女性にはそれぞれ異なる体の部位があり、その部位に病気が発症することがあります。男性で言えば精巣がんや前立腺がんなどがそれにあたり、女性で言えば卵巣がんや子宮がんなとが、それにあたります。

今回のテーマである卵巣がんは、女性特有の病気であり、女性であれば誰もが気をつけなければならない病気の一つです。

卵巣には多くの「できもの=腫瘍」ができることが知られており、それらのうちの悪性のものが「卵巣がん」ということになります。

卵巣は女性の骨盤の内側にぶら下がるようにして存在しており、腹腔内に突出しています。卵巣の周辺にはあまり大きな体組織がないため、そこで腫瘍が形成されると、邪魔になるものが少ないために急速に大きくなる傾向があるようです。

また、大きくなった腫瘍の周辺には肝臓や胃、腸といった臓器があり、これらの表面に簡単に転移が起こってしまいます。卵巣がんは発見が遅れると、予後の生存率がかなり低くなる怖いがんの一つです。

これらのことからも、早期の発見、早期の治療か大事なことがわかります。次項では、早期発見のポイントとなる自覚症状についてまとめてみました。

参考 妊娠は不可能?卵巣がんは早期発見&早期治療を心がけよう

卵巣がんになると自覚症状はある?

どんな病気でも、自覚症状を感じることが出来れば体の不調を感じ取り、早めに病院を受診することができます。しかし人間の体には、痛みに鈍感な部分があったり、かなり病状が進行してからでないと症状が出ないといった病気もあります。

卵巣がんの場合はどうでしょうか?実は卵巣がんも自覚症状を感じ取りにくい病気の一つだと言われており、症状を感じて受診したころには、かなり病状が進行していていることも少なくはないようです。

不正出血や下腹部の痛み、といった症状でもあれば受診するきっかけになるのかも知れませんが、卵巣がんではこういった事がほとんどありません。卵巣がんは病気が進行すると、高確率で腹水を伴うと言われています。

そのため、腹部の膨満感などを感じて内科を受診しても原因がわからず、その後に婦人科での検査を受ける事で卵巣がんが発見される事もあるようです。この時、婦人科への受診が遅れてしまうと、卵巣がんの診断や治療が遅れることになり、さらなる病状の進行を招いてしまうことになりかねません。

少しでも気がかりな点がある時は、早めに婦人科も受診しておくべきでしょう。

また、自覚症状をほとんど伴わないことから、早期の発見が難しいとされる卵巣がんですが、近年では子宮がんの検査と同時に卵巣の状態を確認してくれる病院も増えているそうです。年代的には40代~60代に多いとされている卵巣がん、気になる人は一度しっかりと検査を受けてみると良いかも知れません。

参考 どこで検査できる?卵巣がんの検査方法と必要な費用まとめ

卵巣がんの初期症状と対処法

自覚症状を感じ取りにくく、発見された時には病状の進行が心配される卵巣がんですが、少しでも早期の治療ができるよう、卵巣がんになってしまった場合の初期症状や対処法などについてまとめてみました。

無症状のうちに病状が進行してしまう卵巣がんですが、日頃の体調の変化に注意していれば卵巣がんの初期症状に気付くことは可能かも知れません。

卵巣は、女性の骨盤内に存在する2~3センチほどの器官です。病状の進行とともに、卵巣内の腫瘍が大きく成長してくると、卵巣自体が肥大することになります。骨盤内には子宮や膀胱などの臓器が収まっており、卵巣が肥大化することでそれらの臓器を圧迫したりなど、何らかの影響が出てくることになります。

その結果、比較的わかりやすい体調の変化として、頻尿になった、腹部の膨満感がある、ウエストのサイズが大きくなった、骨盤の周辺に痛みを感じる時がある、といったことが感じられるようになります。

それらの頻度が多くなってきた場合は、卵巣がんの可能性を疑った方が良いかもしれません。卵巣にできた腫瘍のうち、悪性のものが「がん」と言うことになりますが、悪性か良性かの判断は手術を行い、摘出したものを詳しく検査しなければわかりません。

手術に至るまでには、上記の様な症状の有無や、腫瘍マーカーの血液検査などを行い悪性の可能性が高ければ積極的に切除する方法がとられます。もし婦人科系の病気について不安があれば、定期的に検診を受けることが早期発見につながる手段です。

早期に発見できれば腫瘍部分だけの切除のみで対応できるかもしれませんが、転移の可能性が考えられる場合には、開腹術にて進行の度合いを確認することも必要になってしまいます。

卵巣がんは早期の発見が比較的難しく、ステージが進行すると生存確率にもあまり期待ができなくなる怖いがんの一つです。「自分はまだそんな年齢ではない」と安心するのではなく、女性であれば誰がいつ発症してもおかしくないことを知り、その時にどのような対応を取るのかが大事です。

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