頻発月経 妊娠

毎月一度訪れる、女性にとっては憂うつな月経。10歳ごろから始まる月経は、女性の体になくてはならない機能で、それ故にトラブルや悩みもつきものです。月経の悩みはPMS(月経前症候群)のようなものから、周期に関するものなど、多岐にわたっていて、特に妊娠を意識している人にとって、月経周期の乱れは改善しておきたい不調の一つです。

そんな月経の悩みの中には、短い周期で月経が繰り返される頻発月経というものがあります。もし頻発月経になってしまった場合、妊娠に影響はあるのでしょうか?原因や治療法について、調べてみました。

妊活は女性だけの問題ではありません!男性の理解と協力が必要です。

頻発月経とは?

月に一度女性にやってくる月経、ちょっとした事で乱れる事もある周期やPMSといった症状に悩んでいる人も多いと思います。正常な月経周期というのは、25~38日のサイクルで繰り返して起こるとされており、39日以上の日数を要する月経を稀発月経と言い、逆に24日以下のサイクルで繰り返される月経を頻発月経と言います。

一回の月経周期には、左右の卵巣で卵胞が育ち、排卵が起こり、子宮内膜が肥厚し、妊娠が成立しなければ子宮内膜が剥がれ落ちる、といったことが起こっています。

頻発月経ではこれら一連の流れのどこかで障害が起き、その期間が短縮される事によって周期が短くなっていると考えられます。例えば何らかの原因で卵巣の機能が落ち、卵胞が十分育たないまま排卵が起こるとなると、その分、期間は短くなり周期は早くなってしまいます。

このタイプの頻発月経を卵胞期短縮型頻発月経と言い、その他にも黄体機能不全型頻発月経や、無排卵性頻発月経というタイプのものがあります。このような異常月経になってしまうと、中々妊娠出来ないのでは?と不安になってしまいますが、過度な心配は禁物です。

次項では頻発月経を招いてしまう原因について、まとめています。

頻発月経を引き起こす原因とは?

女性の月経周期には、二つの女性ホルモン、エストロゲンとプロゲステロンが大きく関与しています。基礎体温を付けている人であれば良く知っているかもしれませんが、1つの月経周期は主に4つの期間から成り立っています。

それは月経期、卵胞期、排卵期、黄体期の4つです。月経期には分泌が少ない両女性ホルモンですが、卵胞期にはエストロゲンの分泌が増えてきます。女性の体にある左右の卵巣では排卵に向けて複数の卵胞が成長する訳ですが、この卵胞の成長に欠かせないのがエストロゲンの存在です。エストロゲンは卵胞期が終わると、排卵に向けて徐々に分泌量が減ってきます。

その一方で、排卵を境に分泌量が増すのがプロゲステロンです。プロゲステロンは、排卵が終わった卵胞が黄体という器官へと変化し、その黄体から分泌されるホルモンです。そしてこのプロゲステロンには、子宮内膜を厚くして受精卵が着床し易い環境を作ったり、基礎体温を高温に保つといった作用があります。

このように、妊娠に大いに関与する2つの女性ホルモンは、分泌こそ卵巣から行われるものの、その大元の指示を行うは、脳の視床下部と下垂体という部分です。女性の月経周期は過度なストレスなどに左右されて乱れることがありますが、それは脳の視床下部などがストレスなどによりダメージを受けていることに原因があります。

脳はストレスなど心因的な要素に弱く、その結果として脳からの情報伝達がうまくいかず、ホルモン分泌の指示にも異常をきたし、ホルモンバランスが崩れることによって月経が乱れると考えられます。これは頻発月経においても言えることで、ストレスが大きな原因の一つになっていることは言うまでもありません。

頻発月経でも治療次第で妊娠可能?

月経周期が人よりも早い、短いとなると、ちゃんと妊娠できるのかなど、心配になるかも知れません。頻発月経であっても、排卵が毎回きちんと起こっているのであれば、さほど気にすることはないようです。

病院の検査において、排卵が確認され、ホルモンバランスにも異常が無ければ、治療をせずに経過観察のみとなることも多いのです。治療が必要になるのは、排卵が起こってないとされる無排卵の状態の場合です。

無排卵月経とは、文字の通り排卵が起こらない月経周期であり、排卵が起こっていないためこのままでは妊娠することがとても難しくなります。これは卵巣機能が低下したことにより引き起こされる障害で、放っておくと不妊の原因となってしまいます。

病院での診断により、無排卵月経であると診断されたならば、排卵を起こし妊娠し易い状態を作るには治療が必要となってきます。頻発月経の治療には生理周期の改善を目的とし、ホルモン剤や低用量ピルなどを使用して治療が行われます。

しかし、低用量ピルを使用している間は妊娠することはできないので、早期の妊娠を望んでいる場合は医師と相談する必要があります。そういった場合には排卵誘発剤を利用した治療が行われ、卵胞の成長や排卵を促す処置が行われます。

頻発月経には原因によって種類があり、原因に沿った治療が必要となります。月経周期の改善や排卵誘発剤を用いての治療を行う事によって、妊娠することも可能です。もし頻発月経を疑う所見があれば、まずは婦人科を受診し、原因を調べ、適切な治療を受けることが大事です.

参考 無排卵月経じゃ妊娠できない?症状や原因と治療方法について