生理周期 平均

女性にとって、煩わしくもとても大切な「生理」。その仕組みや大切な理由について、保健体育の授業などで学んだ気がしますが、はっきり覚えていなかったり、うろ覚えのような状態で定かではない部分はありませんか?

例えば正常な生理周期がどのくらいの期間なのか、正確に答えられる人は、実は少ないのかも知れません。女性の体のリズムを知る上でも大切な生理について、今回は生理周期の正しい数え方をおさらいしたいと思います。

女性にとって大事な「生理」のお話

普段何気なく「生理」と使っている言葉、正しくは「生理的出血」と言い、医学的には「月経」と呼ばれています。毎月女性の体内では、子宮の内側の子宮内膜に厚みを蓄えて、いつ妊娠しても良いように準備を行っています。

厚みを増した子宮内膜に受精卵が着床すれば妊娠の成立という事になりますが、妊娠が成立しなかった場合に子宮内膜の表面の一部は剥がれ落ちて元の厚さに戻ります。この「剥がれ落ちる」時に起こる出血が生理であり、生理が起こるたびに毎回子宮の内部はきれいにクリーニングされたような状態になります。

生理の開始(初潮)は妊娠が可能になったサインであり、子宮や卵巣の成熟を意味します。女性の人生において生理は、初潮から閉経までおよそ35~40年の期間、ほとんど毎月訪れる、長い付き合いになるものなんです。

妊娠だけでなく、女性ホルモンにも大いに関わりがある生理について、その特徴(周期や期間など)を把握しておくことはとても大事なことです。

妊娠を希望している女性が多く記録しているであろう基礎体温表は、自分の生理の周期や期間、体のリズムなどを知る上で便利なものです。基礎体温を記録することで、自覚していなかった病気の可能性に気づけることもあるんです。

しかし基礎体温は毎日体温を測定して記録する必要があるため、面倒に思う人も居るかも知れません。しかし、基礎体温を記録しないまでも、生理周期の長短だけからでもわかることはあるんです。自分の生理周期を把握しておくことは、女性にとって大事なこと。

まずは生理周期の正常な平均日数について知り、自分の周期が正常なのかどうか確認することから始めましょう。

▼参考 タイミング法の成功確率をアップする基礎体温の取り方

生理周期、あなたは長い?短い?

女性が毎月のように付き合っている、多くの人にとって憂鬱な生理、自分の生理周期について気にしたことはありますか?正常な生理の周期というのは、25日以上、38日以内のだいたい同じ日数で繰り返されるものです。

ちょっとしたことで乱れることもある生理周期ですが、だいたい2~3日以内のずれは良くあることで、その程度であれば正常な範囲と言えます。上記の期間に当てはまらず、生理周期が早く(短く)、月に2回月経が起こるような状態を「頻発月経」と言い、逆に生理周期が遅く(長く)、1.5~2カ月に一回しか月経が起こらないような状態を「稀発月経」と言います。

一回の生理周期の中で、女性の体では様々な変化が起こっています。1つの周期を4つに分けると、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期に分けることができます。

月経開始と同時に月経期が始まり、月経期は生理の期間も含む体温の低い低温期中でもあります。月経期が終わると卵胞期へと入り、卵胞期は卵巣にて卵胞が排卵に向けて成長する期間となります。

十分に成長した卵胞から卵子が放出されることを排卵と言い、排卵が起こるころが排卵期となります。排卵が終わると、卵胞は黄体という器官へと変化し、黄体からは黄体ホルモンという女性ホルモンが分泌されます。この時期を黄体期と言います。

このような変化が25~38日かけて体内で起こっているのが正常な状態であり、この期間よりも短いもしくは長い場合というのは、これら4つの期間において何かしらの異常が起こっている可能性が考えられます。

頻発月経、稀発月経、ともに放っておくと不妊の原因にもなり得るため、生理周期が短いもしくは長いという場合には、一度婦人科の受診を考えた方が良いかも知れませんね。

生理周期の正しい数え方

自分の生理周期が長い、短いという事を把握するだけでも、上記の様にわかることはあるかもしれません。基礎体温を記録しなくても、せめて自分の生理周期、いつ始まっていつ終わったのか、ということぐらいはきちんと記録しておくと良いでしょう。

突然に、「あなたの生理周期は何日?」と聞かれた時に、パッと回答することはできますか?生理が始まった日と終わった日を記録していても、何日周期で生理が来ているのかを把握していなければすぐには回答できませんよね。

ここでは自分の生理周期が何日なのか、その数え方をおさらいしてみようと思います。

生理の周期は、月経が始まった日を1日目とカウントします。例えば4月1日に生理がスタートして、次の生理が4月29日に始まったとすると、その周期は28日(1日から28日までの28日)となります。

ただし上記でも触れたように、生理の周期というのは毎回ぴったり同じという訳では無く、2,3日のずれは生じるものです。そこで3~4周期分の日数を計算し、平均したものを自分の生理周期とします。

自分の生理周期を把握しておけば、妊娠の可能性に早く気づくこともできますし、上記の様に生理周期が長くなったり短くなったりした場合にもすぐ気づくことができます。

生理周期は、女性の体調を知るために重要なバロメーターの一つです。「自分の生理周期を知らない」という人は、ぜひ生理開始と終了の日程を記録することから始めて、自己管理の一つに役立ててみてください。

▼参考 タイミング法の成功確率をアップする基礎体温の取り方

▼参考 生理不順でもタイミング法は成功する?確率を上げるには?