私は33歳で結婚したのですが、夫が結婚後すぐに2度転職したので、それが落ち着いた頃にやっと本格的に子供を作ろうと挑戦を始めました。

基礎体温はずっと記録して、自分なりにタイミングを計って子作りに挑戦してもいたのですが、まるで妊娠する気配が感じられませんでした。

そんなとき、年齢的にみて妊娠するまでに平均で1年以上かかるというデータをネットで目にしたので、それが目安となり、1年経っても妊娠しなかったら病院に行こうと思ったのです。

 

妊活してから1年、子どもができないので病院に行くことに

しかし、なかなか妊娠せずに1年と少し経った頃、病院に行くことを決めました。

その頃は、不妊治療に関してはまだほとんど知識もなく、病院でタイミングをはっきりさせてもらえば、「きっとできるはず…」と思っていました。

とりあえず、頻繁に通うことになると思い、自宅から自転車で15分あれば行ける不妊治療専門の病院を選び、通院を始めました。

 

最初の内診で子宮筋腫と高プロラクチン血症であると判明

最初の内診で、子宮筋腫が見つかりましたが、特に妊娠には問題がないということでした。

それと、高プロラクチン血症気味でしたので薬を貰い、黄体機能不全のようなので、タイミング法のあとで黄体補充をしていました。

タイミング法を3回してもダメだったので、排卵誘発剤を使用して、更にタイミング法3回。

それでも妊娠しませんでした。

ちなみに、夫の精子の状態は良好で、どう考えても私自身に何かしらの問題があるようでした。

 

人工授精に挑戦を決める

頑張っても子どもができないので、一つ階段を上がって人工授精に挑戦することに。

この頃には、不妊治療に関する知識も大分増えてきて、更に一つ上に体外受精・顕微授精という階段があることも理解していました。

精神的に一番辛かったのもこの頃でした。

というのも、人工授精になって少しですが、経済的負担も増したことや

その頃働いていた会社で同じ頃に結婚した女性が妊娠して産休に入ったり、妹が2人いてすぐ下の妹は既に子供を2人、末の妹も1人産んでいましたが、末の妹がまた妊娠したことがわかったり…。

このように周りの人達が妊娠して子どもを産んでいく様子を見て、「私は女性としての機能がないのだろうか…」なんて悩みました

どうして自分は妊娠できないのか、本当に苦しくて、通りすがりの子連れや妊婦さんを見るだけでも、涙が出てくるくらい辛い毎日でした。

更に、「人工授精でも、もしダメだったら…」ということを考えると、次の体外受精は精神的にも肉体的にも経済的にも負担が格段に違うように感じ、まさに崖っぷちにいるような思いでいっぱいでした。

 

人工授精に3回挑戦したことで、体外受精の希望を申し出る

そして、人工授精3回目も結果が出なかった時点で、私は人工授精での妊娠は諦めました。

その頃ちょうどまた引っ越しをすることになったので、病院も引っ越し先に近いところに転院することにしました。

転院先の病院では、最初から体外受精を希望しました。

人工授精3回目の後、生理が来た時点で体外受精の覚悟は決めていましたので、少しでも早く、という気持ちでいっぱいでした。

このときはもう36歳になっていて、本当に焦っていました

 

もし子どもができなかった時のために…と小鳥を飼うことに

体外受精に進む時に、「もしそれでもダメだったら…」、と子供のいない人生を考えてしまいました。

私は事情があって仕事も一度辞めており、また頑張れるかわからなかったこともあり、どうしても家で一人では寂しいので、「ペットを飼いたい」と夫に話しました。、

私は猫が好きでしたが、夫は猫アレルギーですし…ということで、小鳥を飼うことにしました。

余りにも希望が見えず、もう心の大半は子供のいない人生を歩む方に傾いていた頃でした。

 

小鳥を飼い体外受精に挑戦

そして迎えた小鳥を可愛がりながら体外受精に進みました。

一番低刺激の方法から初め、排卵誘発、採卵・採精、受精と、いくつもハードルがある中を頼りない感じでしたが、クリアしていきました。

採卵できた卵は3つ、受精はしたものの2つは途中で成長が止まり、形が悪いと言われていた受精卵が、1つだけ胚盤胞にまで育ってくれたので、その周期のうちに胚移植まで進むことができました。

なぜか、この胚移植のとき、これが失敗するはずがないという気がしました。

胚移植の時は夫が海外出張に行っており一人でしたが、なんとなく嬉しい気持ちがありました。

受精卵がお腹にあるという初めての経験で、少しハイになったのもあるかもしれません。

結果的に、私はこの1回目の体外受精で妊娠することができました。

個人的には小鳥を飼い始めたことが、リラックスに繋がったのが良かったのかなと思っています。

精神的に追いつめられてギリギリの状態だった心が、少し和らいでいたように思います。

妊娠しただけではなく、妊娠中に大きなトラブルもなく元気な赤ちゃんを出産することができました。

そういうわけで、うちに赤ちゃんを連れてきてくれたのは、コウノドリではなくてこの小鳥なのだという話を、今でもよく夫としています。