私は昔から生理不順で、母も不妊治療の末に私を出産しているという経緯もあったので、勝手な想像ですが、私自身も妊娠しにくいだろうと考えていました。

その思い込みが私自身の体を操作していたのかもしれませんが、20代後半から避妊をしていなかったのに、妊娠が成立することはありませんでした。

20代では避妊せずとも妊娠せず、30代には妊娠を諦めるまでに…

30代になり仕事に集中することで、頭のどこかでは妊娠を諦めていました。

妊娠できない辛さを味わうよりも、先に諦めてしまう方が楽だと判断していました。

そんな時、愛する彼に「子供が欲しい」と言われてしまったのです。

正直なところ、ショックでした。

私自身は「子供は欲しくない」とか「妊娠できない」などと口に出していましたし、そのことで自分が傷つくのを回避していたので、彼の言葉は目の前が真っ暗になる思いでした。

私だって本心は彼との子供を産みたいと思っていました。

30代後半にさしかかり、可能性は低くとも不妊治療に挑戦

30代も後半に入っていたため、妊娠の可能性としては低いことを知りながらも、不妊治療に挑戦することを決めました。

自分が傷つかないように頭のどこかでは妊娠・出産を否定しながら。

自宅から車で1時間半ぐらいの場所に不妊治療専門の病院を見つけたので、仕事をしながら通うことにしました。

一番最初に病院に行ったら、問診と検査から始まり、そこから医師の指導のもとタイミング法に取り組みました。

もちろん思った通り簡単には妊娠しません。

それで、しばらくは悩みましたが、人工授精をすることになりました。

人工授精に取り組むことを決意

私の場合は排卵に問題があることがわかり、投薬(排卵誘発剤)で排卵を促し、すぐに人工授精に取り組みました。

最初の1年は毎日薬を飲みながら排卵日を待ち、人工授精のタイミングをうかがっていました。

ただ、飲み薬では排卵がうまくいかず、1年で1回しか人工授精ができませんでした。

その結果、飲み薬と並行して毎日注射をうけるために、通院する日々が始まりました。

毎日通院し、注射を打つことになりました

毎日通院が必要なため、もちろん仕事にも影響が出ます。

一番悔しかったのは自分の案件で出張することができなかったことです。

上司には正直に話していましたが、なかなか理解してもらえずに仕事の評価は下がる一方です。

注射での排卵は体への負担が大きく、途中で何度か卵巣が腫れ、やむを得ず治療をストップすることもありました。

毎朝1時間半も運転して通院することで、注射の負担と並行して精神的にも疲れが出てきます。

更に仕事への影響も重なり、徐々に疲労が蓄積されました。

たまたま病院に設置してある患者ノートに目を通してみると、他の患者さんの悩みが書きつづられています。

正直言って気分が悪くなりましたが、その中でも「ディズニーランドに行ったら妊娠した!」とか「葉酸サプリに頼ったら妊娠した!」とか「実家に戻ったら妊娠した!」というさまざまなコメントを目にしました。

この際だから、妊娠の可能性があるなら全部やってやろう!!

こうなれば全部試した方がいい!と思い、新婚旅行も行っていなかったので、主人と二人で春先にディズニーランドへ旅行することにしました。

また、葉酸サプリも試し、実家に戻ったり環境を変えたり、様々なことにチャレンジしました。もちろん、仕方ないので仕事を辞めて。

そうしたら、その年の夏、排卵のタイミングがうまく合い、3回目の人工授精で妊娠が成立したんです!!

不妊に悩んでいる過去の自分に、もしアドバイスするとしたら、もっとリラックスをして、いろんな方法にチャレンジしてみてというかと思います。

可能性があるなら、すべて試してみる!くらい努力も必要かなって思いました。