人工授精

私は5年間に渡る不妊治療の間に、計8回の人工授精を経験しました。

不妊治療を始めたころは、妊娠に関する知識に乏しく、色んなことに対して
無知でした。当然、人工授精についても医師や看護師から説明を受ける
まで、ほとんど知らないことだらけでした。また実際に自分がその治療を
受けるまでは、痛みはあるのか?、結果はいつわかるのか?、どのくらいの
頻度で通院しなければならないのか?など、不安でいっぱいでした。

しかし一度人工授精を経験してみると、想像していたほどの大変さは感じず、ホッとしたのを覚えています。

人工授精は一回の妊娠率が6~15%程度と、決して高くはない治療法なので
、うまくいかなければ2回、3回と回数を重ねていくことになります。

回数を重ねても毎回気になるのは、処置後の経過や体調の変化などについて
です。人工授精を行った月は結果が確認できる日まで、そろそろ着床した
だろうか?とか、妊娠の兆候による体の変化はないか?という考えで頭が
いっぱいになっていました。治療を受けた方であれば、誰でもそんな気持ちに
なってしまうのではないでしょうか。

そこで人工授精を受けた際の、受精卵の着床の時期や、

体調の変化、症状の変化について、実体験や医師から聞いた
話を交えて以下にまとめてみました。

妊活は女性だけの問題ではありません!男性の理解と協力が必要です。

人工授精後の着床時期はいつになるの?

人工授精を受けると、受精卵がいつ着床するのか、とても気になるところだろ
思います。まず人工授精の処置は、排卵日、排卵日前日、排卵日の翌日の
いずれかに行われます。

一番良いタイミングは当然、排卵日当日になるのですが、仕事の都合や病院の予約の状況などで前後してしまうことがあります

排卵日の特定は、数回にわたる超音波エコーでの卵胞チェックや、基礎
体温を確認して行われますので、間違うことはほとんどないと思われます。

人工授精によって女性の体内に注入された精子は、卵子を目指して
旅に出るわけですが、その期間は自然妊娠の時に費やす時間と変わりは
ありません。

精子が卵子に出会い、受精卵となるのに1~3日間、その後
7~10日ほどの時間をかけて子宮へ向かい着床となります。

ですので、
人工授精を受けた日から数えて、約7~11日頃が着床時期ということに
なります。自然妊娠の場合に比べると、排卵日が特定できる分、人工授精の
方が着床時期も予測しやすいと言えるのかもしれませんね。

また、排卵日や排卵直後に人工授精を受けることができたのであれば、精子と卵子が出会う時間も早くなるので、最短で7日目には着床が始まっているのかもしれません。

人工授精後に体調の変化、症状の変化はあるの?

人工授精を受けた後、うまくいった時、失敗した時、それぞれどんな
症状があるのか、また体調に変化はあるのか、これも大変気になる点だと思います。

うまくいった時というのは、着床および妊娠成立、ということ
になると思いますが、残念ながら私の場合、8回の人工授精で妊娠に至る
ことはありませんでした。

ですので、失敗時の経験ということになりますが、いつも着床時期ころ(人工授精から7日後)には微細な体調変化も見逃すまいと、下腹部付近に意識を集中させていたのですが、特に何も変化を感じることはなく、高温期が終わると生理がきてリセット、という感じでした。

妊娠が成立していないのですから、何も変化がなくても当然といえば当然ですね。では、うまくいった時には何か変化はあるのでしょうか?

前述のとおり、人工授精を受けた場合でも妊娠に至る経緯は、自然妊娠のそれと変わりはありません。

「人工授精がうまくいく」=「妊娠している」ということであれば、着床時期ころに感じる症状の変化というのは、
妊娠超初期症状があるかないかということになってくると思います。

妊娠超初期症状としてよく聞くのが、着床出血や着床痛だと思いますが、
どちらも個人差が大きく、着床すれば必ずしも誰にでも訪れる症状では
ありません。むしろ、どちらも経験しないまま妊娠に至るケースの方が、
割合として多いのではないでしょうか。

人工受精後はリラックスして過ごすことが大事

子供がほしくて不妊治療をしている方たちにとって、人工授精後の体調変化や症状の変化というのは、とても気になることではありますが、実際には人工授精を受け結果が出るころまで、特に何の症状もないことがほとんどなのです。

その気持ちは良く分かりますが、いつ着床なのか、症状が何もないが失敗だったのか、など色々と考え不安を感じることは、治療のストレスにつながります。

過度なストレスは、体の不調を招き治療結果にも良い影響はありません。人工授精の処置を受けたあとは、過度に気にすることはせず、ゆったりとした気持ちで判定の日を待ちつようにするのが良いでしょう。

⇒ 人工授精後の過ごし方は何に気をつけるべき?安静は?アルコールは?