人工授精 お風呂

日々の疲れを癒してくれる入浴時間、一日の終わりにゆっくりとバスタイムを楽しんでいる方は多くいらっしゃるでしょう。入浴はその日の疲れを取ってくれるだけでなく、美容や健康の面からも良いことがたくさんあります。

毎日楽しみにしているバスタイムですが、不妊治療中、人工授精の治療中の方が入浴を制限されることはないのでしょうか?今回は人工授精治療とお風呂、入浴の関係について書いてみました。

人工授精の治療中、入浴は制限される?

人工授精の治療と入浴の関係を知るためには、まず人工授精がどのような治療であるのかを知らなければなりません。

人工授精とは、男性の精液を採取し、それを洗浄・濃縮し、カテーテルを用いて女性の子宮内へ注入する医療行為になります。文字で書くととても簡単な治療のように感じると思いますが、実際の治療も想像していたものよりは肉体的、精神的にさほど苦痛を感じることもなく、チャレンジし易い治療でした。

この治療を受けることにって、病院側から入浴を制限されたのは、治療を受けた当日のみでした。

理由として、女性はカテーテルより精液を注入される訳ですが、その際にカテーテルの通り道が傷つくことがあります。そういった場合に入浴することで、雑菌等が侵入するのを防ぐ目的で制限を指示されるのです。

また、病院からは処置後3日間分の抗生物質が処方されますので、当日入浴の禁止(シャワーは可)と薬の服用を忘れないようにして下さい。

では、処置の前日の入浴に関してはどうでしょうか?前日の状態は普段と何も変わりません。普通、自然に妊娠に至る場合、入浴に関して何か制限がかかることがあるでしょうか?医師からも何も言われる事はないでしょうし、何の問題もないと思います。

人工授精の治療中に温泉や温浴施設を利用しても良い?

人工授精当日の入浴は、上記の理由により制限される訳ですから、当然温泉や温浴施設の利用も当日はできません

また、前日の利用に関しても、先ほどと同じ理由で特に問題はなさそうです。

それでは、人工授精の治療期間中の利用に関してはどうでしょうか?

人工授精では上記の様な治療を受けることで処置は完了しますが、その後の妊娠に至る経緯は、自然妊娠のそれとなんら変わりません。自然に妊娠に至る場合、「お風呂に入らなかった(湯船につからなかった)」なんて人はほとんどいないでしょうし、その間温泉に行くことがあれば、温浴施設を利用することもあるでしょう。

処置の当日だけ我慢すれば、温泉や温浴施設を利用しても問題無いという事ができそうです。ただし、一般的に考えて衛生的に信頼できないような施設は利用しない方が賢明でしょう。万が一何か問題が起こったときに、余計な心配をしなくても良いよう、清潔感のある施設を利用した方が良いでしょう。

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人工授精と入浴の関係

人工授精と前日、当日の入浴についての注意事項についてはご理解いただけたと思います。病院から指示された制限理由のほかに、私には人工授精治療中の入浴について気になることがありました。

それは「お風呂の温度設定」についてです。と言うのも、「精子は熱に弱い」ということを、治療を通して学んだ訳ですが、それでは入浴することで注入されて精子が死んでしまうことはないのか、という事が気になったのです。

治療を始めたころはそれが心配で、入浴を早く切り上げたり、設定温度を低くするなどの工夫を自分なりにしていました。しかしよく考えてみると、男性もお風呂に入りますし、そのせいで精子に問題が出るなんて聞いたことがありません。

お風呂に入ることで精子が弱くなるのであれば、男性不妊の数はとんでもないことになってしまいます。どうやら人工授精治療中の入浴は何も心配しなくても良さそうですし、実際に当日以外は入浴を楽しんでいました。ただし、明らかな高温での入浴や、サウナなどの利用は避けておいた方が賢明と言えそうです。

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