人工授精 うまくいかない原因

不妊治療は長引けば、とても苦しく辛い道のりです。どんなに頑張っても報われれない、努力に対して結果がついてこない、周囲の理解が得られないなど、経験したことのある人でないとわからない苦しみがたくさんあります。

不妊治療は、一般的にタイミング指導からスタートし、人工授精、体外受精へとステップアップしていきます。体外受精まで経験のある私に言わせてみれば、人工授精の治療と体外受精の治療では、金銭面、体力面、精神面で大きな差があります。

経験したから言えることですが、人工授精は不妊治療としてはまだまだチャレンジし易い治療だと思うのです。

できることなら、人工授精までで不妊治療を終えたい!そうなれば、治療による苦しみや時間、費用は軽減できたはずです。少しでも治療に良い結果が出るよう、人工授精がうまくいかなかった時の原因として考えられることを自分の経験をもとにまとめてみました。

妊活は女性だけの問題ではありません!男性の理解と協力が必要です。

人工授精の適用は?どんな時に受ける治療なのか?

人工授精について、前書きにてタイミング指導の次に受ける不妊治療であると書きましたが、もちろん初めから人工授精を勧められることもあります。

それは治療が始まる前に受ける不妊検査にて、以下のような原因がはっきりわかっている場合です。軽度の男性不妊(精子の運動率の問題など)、頸管粘液分泌不全、勃起障害(ED)などです。

また、年齢の問題でも最初から人工授精を勧められる場合はあります。人工授精では、採取した精液を洗浄濃縮することによって、精子の濃度や運動率を上げてから女性の子宮に直接注入することで、処置が完了します。

上記適応症にてこの治療を受けることは、とても有効であると言えるでしょう。

うまくいかない時、原因として考えられることとは?

人工授精の適応症について上で少し触れましたが、人工授精はタイミング指導で妊娠に至らなかった場合や原因不明の不妊の場合にも、受けるよう勧められることがあります。私の場合はまさに「原因不明の不妊」という状態でした。

不妊検査にて男女ともに特に問題はなく、タイミング指導で何周期かチャレンジしても妊娠に至らなかったため、人工授精を受けることになりました。この「原因不明の不妊」という場合に人工授精を受けた時、なぜうまくいかないのかを考察してみました。

排卵のタイミング

卵子の寿命は短いもので6時間、最大でも24時間程度と言われています。

人工授精では、排卵のタイミングを超音波エコーや体温表などで確認し、それに合わせて治療を行います。

しかし、卵子の寿命が最短の6時間ほどしかないとすれば、その短い時間内で精子と出会い授精するのは、かなり難しくなってくるでしょう。

排卵後の卵子の授精寿命と治療のタイミングを合わせることがとても重要になります。

ピックアップ障害

ピックアップ障害という言葉をご存知でしょうか。

卵巣から飛び出した卵子は通常、卵管采という器官にキャッチされ卵管へと移動し、そこで精子と出会い授精が始まります。

しかし、卵管采が卵子をキャッチしないことがあるのです。そうなると卵子は精子と出会う事ができず、授精すらできないことになります。

これがピックアップ障害で、原因不明の不妊の一つと言われています。

その他原因として考えられることと対策

上記原因として考えられることは、私が医師より指摘されたことです。

その他にも考えられることはあります。

例えば、女性側の体質の問題で、冷え性があったり、運動不足であったりすると、血流が悪く子宮へ十分な血液量が流れないために子宮自体の働きを悪くしている可能性があります。

年齢的なものも考えられます。男性も女性も加齢に伴い、精子、卵子も老化しています。老化した精子や卵子は授精能力が若いものに比べて劣るのは当然のことでしょう。

そのため人工授精を受けてもうまくいかないのかもしれません。少しでも成功の可能性を上げたいのであれば、まずは不妊検査を受けること。そして、病院での治療に平行して、男女ともに妊娠し易い身体作り(妊活)を目指すことです。

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