人工授精 お腹の張り

不妊治療をしていると、治療の後というのはどんな些細な変化にも敏感になりがちです。少しでもいつもと違うことがあると、治療の影響なのか、妊娠の兆候なのか、とにかく気になります。

普段だと見過ごすような小さな変化さえ気になって、もしかして?と期待してしまいます。

私には5年間の不妊治療歴があり、人工授精にも8度チャレンジしてきました。

毎回処置後には体の変化を感じ取ろうと必死で、何かを感じるたびに検索魔になったものです。

人工授精の治療を受けていると、少なからず腹部に痛みや張りを感じる人がいるようです。その痛みや張りの原因はなんでしょうか?妊娠の兆候なのでしょうか?私の過去の経験を踏まえて下記にまとめてみました。

人工授精の治療に痛みは伴う?

不妊治療である人工授精ついて、受けたことがない人や初めて受けることになる人にとって、その治療内容についてとても気になる事がたくさんあると思います。

また、痛みを感じることに恐怖感を持っている人もいると思いますが、人工授精の治療自体に痛みは伴うのでしょうか?

以下に簡単に人工授精について、過去私が受けた治療の内容を説明します。

人工授精ではまず排卵誘発剤を使用し、複数の優良な卵胞を育てます。その後何度かの超音波エコーなどの診察によって、排卵日を特定します。排卵日が決まれば、その日に合わせて事前に採取しておいた精液を女性の子宮内に直接注入することで処置が完了します。

排卵後は黄体ホルモン剤の服用などを行い、判定の日を待ちます。処置自体、時間もとても短くあっという間に終わります。また痛みに関してですが、私自身8度の治療の中で一度も痛みを感じたことはありませんでした。しかし、これは個人差があるようで、精液の注入の際に痛みを感じる人もいるそうです。

⇒ 人工授精の痛みはどれくらい?出血はある?リスクは?

人工授精後に痛み(腹痛や張り)を感じることはある?原因は?

人工授精の処置自体の痛みに関しては、上記の通りです。ほとんどの方の場合、痛みを感じる間もなく処置が終了するでしょう。

では、処置後に痛み(腹痛やお腹の張り)を感じることはあるのでしょうか?私は過去の経験において、処置後に痛みやお腹の張りを感じたことはありませんでした。しかし、医師からの説明では、排卵誘発剤の影響で治療中に下腹部痛やお腹の張りを感じることがある、というのです。

上記にて少し触れましたが、人工授精の治療では優良な卵胞を育てるために、排卵誘発剤の服用を指示されることが多いです。私が服用していたのはクロミッドという排卵誘発剤でした。排卵誘発剤を服用すると、複数個優良な卵胞が育つことがあります。

そしてその卵胞は非服用時に比べると、卵巣の中で大きく育ちます(非服用時が18~20ミリほどなのに対し、服用時は22~24ミリほどに卵胞は成長します)。多くの優良な卵胞が卵巣内で育つことによって、卵巣が腫れてしまうことがあります。

その結果、下腹部に痛みや張り感を与える原因となるのです。たいていの場合、痛みの度合いや期間は小さかったり短いもので、自然に収まってきます。

痛みの度合いが強かったり、長引く場合は我慢せずに医師に相談することをお勧めします。

その他原因として考えられること

人工授精などの不妊治療を受けると、誰もが一番気になるのはその結果です。そのため、治療後になると体調の小さな変化に対しても敏感になるのです。

上記では治療中のお腹の痛みや張りは、排卵誘発剤の副作用の可能性があることを書きましたが、それ以外の原因として考えられることはないのでしょうか?最初に考えるのは、「妊娠の兆候」としての腹痛やお腹の張りです。

受精卵が着床を開始する頃に、何かしらの兆候を感じる方がいらっしゃるようですが、通常それは人工授精の処置から早くても7~8日ほどたってからです。よく言われているのは、「着床痛」としての下腹部痛ですが、これは私の感覚からしてみれば、感じる方のほうが稀である気がします。

とは言っても、チクチクとした痛みを着床時期に感じたという人も間違いなくいますので、そのころに痛みを感じるのであれば、妊娠の兆候なのかも知れませんね。どちらにしても、痛みの程度が激しいのであれば、それは異常な状態ですので、すぐに医師へ相談するようにして下さい。

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