人工授精 禁欲

どんな治療であっても、ベストな状態、より良いコンディションで臨みたいと誰もが思うはずです。それは不妊治療においても同じで、わからないことが有れば不安にもなりますし、少しでも良い結果を得るために試行錯誤するでしょう。

私は過去に5年間の不妊治療を経験してきました。5年の間に、タイミング療法、人工授精、体外受精を経験したのですが、それぞれの治療のなかで病院からの指示だけでは疑問が残ることがたくさんありました。

不妊治療の専門病院はどこも患者が多く、待ち時間は長いのに診察の時間はとても短いものです。

医師の方も多くの患者を相手にするわけですから、1から10まで丁寧に全部を説明してくれる訳ではありません。

疑問に思ったことは積極的に質問したり、自分で調べることも大事になってきます。私が不妊治療中に疑問に思ったことの一つに、「人工授精中の禁欲期間」はどのようにするべきなのか、というのがありました。

これに関して、病院から指示されたこと、自分で過去に調べたことを下記にまとめてみました。

妊活は女性だけの問題ではありません!男性の理解と協力が必要です。

人工授精当日まで、男性パートナーは禁欲するべき?

人工授精の治療では、男性の精液を採取して病院に持参し、必要があれば洗浄・濃縮の作業を行ってから女性の子宮内へ精液を注入します。

精液の採取に関して、治療当日に採取をする訳ですが、治療当日までの間に禁欲期間をとる必要はあるのでしょうか?私が通っていた病院では3~5日間の禁欲期間をとるように指示がありました。

では、なぜ禁欲期間を設ける必要があるのでしょうか。それは精液の量と、精液中の精子の総数に関係があります。

一度射精をしてしまうと、その量が回復するのに数日間を要します。人工授精では、必要に応じて精液の洗浄・濃縮を行うと先ほど書きましたが、十分な精液量がなければ濃縮を行うことができません。

また、精液量が減るという事は、その中に存在している精子数も減ることになります。よって、病院からは3~5日ほどの禁欲期間を指示される訳です。

ベストは禁欲期間とは?

それでは、禁欲期間のベストな日にちとは何日間になるのでしょうか?先ほど病院からは3~5日間の禁欲期間を指示されたと書きましたが、3日なのか、4日なのか、5日は空けた方が良いのか、そこで悩みました。

やはりせっかく治療を受けるのであれば、少しでも良い結果が得られるようにしたかったので、自分なりに禁欲期間についても調べてみました。

禁欲期間が長い場合

精液量を増やすために、禁欲期間を長くとった方が良いのではないかと考える人もいると思いますが、精巣内に長くとどまっていた精子は活性酸素などの影響を受け、少なからず老化しています。

精液量が十分であっても、存在する精子が老化していたのでは授精能力に影響が出るため、あまり長い日にちの禁欲期間を設けることは得策ではないと言えそうです。

禁欲期間が短い場合

禁欲期間が短い場合はどうでしょうか。先ほど書いた精液量の問題においては、やはり少しは禁欲期間を設けるべきでしょう。

しかし、新鮮な精子、運動能力の高い若い精子、という観点からは新しい精子を得るためにも、禁欲期間は短い方が良いのかもしれません。

納得した上での自己の判断も大事

上記のことを踏まえたうえで、私たちが行っていた治療中の禁欲期間は2~3日間でした。自分の中で、やはり新鮮で若い精子を使ったほうが良い結果が得られるのではないか、と思い短い禁欲期間にて実践していました。

禁欲期間が2日しかなく、洗浄・濃縮を行った時も、精液量に関して特に問題を指摘されることはありませんでした。

また、私たちはいつも洗浄・濃縮を行っていたのですが、禁欲期間が短かった方が精子の運動率は比較的高かったように思います。

不妊治療は自由診療です。治療が長くなってくると、この治療で良いのか、この病院で良いのかと不安な気持ちになってきます。

もちろん医師や病院に指示されたことは、基本的に守らなければいけませんが、そこに自己流の判断や考えを加えることも大事なのではないかと私は思います。

⇒ 人工授精に精子の運動率は関係する?