人工授精 夫への不満

不妊治療を行う上で一番大切はことはなんだろう・・・と考えた時、頭にいろいろなことが思い浮かびましたが、私が一番大事だと思ったのは、パートナーの理解・協力です。

不妊治療では、圧倒的に女性側に肉体的・精神的苦痛が伴います。そんな中、男性パートナーが治療に理解を示してくれない、協力してくれないとなると、治療を続けることは本当に困難になります。

私には5年間の不妊治療の経験がありますが、その中でタイミング指導、人工授精、体外受精を経験してきました。最初、夫は不妊治療に対して否定的で、治療を開始するには少し時間を要しました。

治療を開始してからも、治療に対する温度差を感じる部分はやはりありました。今回は不妊治療の中でも、人工授精を行っていたとき、私が夫に対して感じていた不満や、理解ができてないと感じた部分について書いてみました。

妊活は女性だけの問題ではありません!男性の理解と協力が必要です。

不妊治療に対する理解の違い

私が不妊治療を開始したのは、私が31歳、夫が35歳の時でした。結婚してからは5年の月日が流れていましたし、30代に入ったこともあり、わたしの心境としてはすぐにでも子供が欲しい気持ちでした。

5年間、通常の夫婦生活があっても一度も妊娠に至ったことがないということで、私としては不妊治療の検査をお互いが受けてみるべきと考えましたが、夫は違いました。病院にかかる前にまだ自分たちでできることがあるのではないかという考えだったのです。それは間違いではありませんが、自分たちにできることには限界があります。

また、不妊の検査は受けてみなければ、どんな原因が潜んでいるかわからないのです。検査を受け、原因が特定できるのであれば、治療を受けることで妊娠への近道につながるからです。

どちらかというと、男性は不妊治療に消極的なイメージがあります。私の夫もそうであったと思います。今になってみれば、もっと早くに不妊治療について夫婦で話し合い、理解し、治療を開始できていれば、もう少し早くに治療を終了できていたのでは?という思いがあります。お互いに子供が欲しいという気持ちがあるのであれば、どちらからでもかまわないので、まずは「検査を受ける」という選択をして欲しいです。

人工授精の治療中、不満に感じたこと

不妊治療の段階が一つ進むと、タイミング指導から人工授精へとステップアップする訳ですが、最初の段階で妊娠に至ることができなかったため、気持ちの面では少し余裕がなくなってしまいます。

また治療の内容も少し高度なものへ変わるので、最初の段階とは違う不安が芽生えてきます。不妊治療の病院では、女性が一人で通院していることも多いのですが、可能な限りパートナーの方も一緒に通院できると良いと思います。

一緒に医師の話を聞いたり、待合で待ったりすることで、より理解が深められたり、どんな治療を受けて、どんな様子でいるのかを知ることができるからです。人工授精の治療中は、男性が病院に行く必要は(自宅で採精ができるのであれば)ほとんどありません。

ですので、病院に行っていなければ、女性の口からどんな治療を受けたのか、その時どう感じたのか、など聞かない限りわからないはずです。

人工授精の治療では痛みを伴うこともあります。そういった部分で、不安に感じたり、辛く感じたりする訳ですが、男性側は自分が受けている訳ではないので、本当の意味では理解できていません。しかし、話を聞く時は真剣に耳を傾け、痛みや不安に関して少しでも理解してあげられるよう努力して欲しいのです。

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治療期間中に感じたこと

人工授精では、女性の排卵のリズムに合わせて通院や治療の予定を組みます。ですので、治療前のように自由に自分の予定を決める訳にはいかなくなります。治療や通院が中心の生活となると、なかなかに慣れるまでは不自由に感じるものです。

仕事をもっている人であればなおさら大変で、終業後に通院したりすることもあるでしょう。そうなると、病院が終わってから夕食の準備をしたり、家事をこなしたりと、負担に感じることが多くなってきます。

治療期間中はストレスを感じることも多く、治療、仕事、家事すべてを女性一人でこなすのは本当に大変なことです。できることなら男性は、せめて通院がある日だけでも家事を手伝ったり、ストレス解消のため外食に誘ってみたりと、気遣いを見せてほしいのです。

治療中は精神的にも不安定な気持ちに陥りやすく、ちょっとした一言でとても落ち込んだりもします。治療への前向きな気持ちを持ち続けていられるかどうかは、パートナーの理解・協力次第と言っても過言ではありません。子供が欲しいという想いはお互いの強い気持ちであるはずなので、どうか女性側の立場に立って、思いやりや気遣いをもって接してあげて下さい。