タイミング法 排卵日予測

人間が妊娠できる機会は、月にたった一度だけです。それは当たり前のことなのですが、一年に12回しかチャンスがないと思うと、子供を望んでいる夫婦にとってはそのチャンスを逃したくないと思うものです。

そして妊娠を望むのであれば、やみくもに性交渉を持つのではなく、妊娠が成立し易い日を狙って性交渉を持たなければなりません。

「妊娠が成立し易い日」=「排卵日」を知るという事になりますが、具体的にどのような方法で予測・知る事ができるのでしょうか。不妊治療の最初の段階であるタイミング法では、どのように排卵日を予測するのか、私が過去に受けた治療経験をもとに下記にまとめてみました。

妊活は女性だけの問題ではありません!男性の理解と協力が必要です。

なぜ排卵日を予測することが大事なのか?

女性には妊娠し易い日、妊娠しにくい日が有るというのは誰もが良く知っていることだと思います。では生理周期で見ていくと、いつ頃が妊娠し易い日なのでしょうか。

女性の生理周期には、低温期と高温期と呼ばれる体温差が現れます。低温期の始まりは月経の開始日で、通常約2週間ほどあります。生理開始後2週間前後で、それまでの体温から0.3~0.5度上昇し高温期がスタートします。

高温期も通常、約2週間ほどあります。この体温が上昇する日の前後に、「排卵」が起こります。

低温期中に、卵巣の中ではいくつか卵胞が育ち、そのうち一番よく育った卵胞から卵子が放出されます。これが排卵です。卵胞から放出された卵子は、卵管にて精子と出会う事で授精し、着床、妊娠が成立します。

妊娠が成立するには、精子と卵子が出会うタイミングがとても重要です。そのため、排卵日を予測することは妊娠の可能性を上げるために、重要になってくるのです。

排卵日を予測する方法

排卵日を予測するには、自分でできることと、病院でできることがあります。タイミング法を行う上でまず自分でやらなければいけないことは、基礎体温を付けることです。

基礎体温とは起床時、体を動かす前に測定する体温のことです。上記でも触れましたが基礎体温を付けていくと、一つの周期の中に低温期と高温期の2つの体温層が現れます。

排卵が起こるのは、低温期から高温期へと移行する前後と言われています。ですので、毎月きちんと基礎体温表を付けていくと、だいたいの排卵日の目安が分かってきます。

しかし排卵が起こるタイミングには個人差があり、低温期の最終日に排卵が起こる人も居れば、高温期に上がってから排卵が起こる人も居ます。そのため、基礎体温表からはだいたい2~3日以内の範囲で排卵日が予測できることになりますが、もっと正確に予測するためには医療の力を借りなければならないでしょう。

⇒ タイミング法の成功確率をアップする基礎体温の取り方

病院での排卵日予測

不妊治療の病院にてタイミング法の指導を受けることになると、これまで同様基礎体温表を付けるよう指示されます。病院では、基礎体温表をもとに大体の排卵日を確認し、そこから細かくチェックしていくことでさらに正確に排卵日を特定していきます。

通常、正常な生理周期をお持ちの方であれば、生理開始後14日前後で排卵が起こることが予測できますので、病院からは生理開始後10日目ぐらいに通院の指示があります。

病院では超音波エコーを用いて卵胞の大きさをチェックすることで、排卵日を予測していきます。低温期中に左右の卵巣では、いくつかの卵胞が成長していきます。その中でも一番よく成長した卵胞からのみ、卵子が放出されます。

卵胞は1日に1.5~2mm前後成長し、だいたい20mm程度まで成長すると排卵が起こります。

病院ではその卵胞の大きさを実際に測定することで、ほぼ正確に排卵日を予測・特定することができます。

生理開始後10日前後から1~3度ほど、排卵日予測のために通院することになるでしょう。

卵子と精子にはそれぞれ寿命があり、その限られた時間の中で効率よく出会う事ができなければ、妊娠に至ることが難しくなります。そのため、排卵日を知ることはとても重要で、ずれがなく正確に予測することで妊娠の可能性は上がってくるのです。

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