タイミング法

不妊治療には大きく分けて3つの段階があります。最初の段階は「タイミング法」、次に「人工授精」、最後が「体外受精」となります。

私は過去に5年間の不妊治療を経験しましたが、上記3つの段階を一つずつ経験してきました。それぞれの段階について、医師から勧められたり、あるいは自分の体やパートナーの状況に合わせてステップアップしたりする訳ですが、どこまでその治療を続けるかは最終的に自分の判断になります。

そこで今回は、一番最初の段階である「タイミング法」について、どのくらいの期間続けるべきか、何度くらいチャレンジするべきか等を私の個人的な視点で考えてみました。

妊活は女性だけの問題ではありません!男性の理解と協力が必要です。

タイミング法とは?一度での妊娠の確率は?

不妊治療を行う事になった時、まず最初に(何も問題がなければ)チャレンジすることになる治療法が「タイミング法」です。タイミング法は個人でもできるため、病院にかかる前に自己流で試している人も多いはずです。以下に病院で受ける場合のタイミング法について、簡単に説明します。

タイミング法とは、女性の排卵のタイミングに合わせて性交渉を持ち、妊娠の確率を上げる方法です。タイミング法にチャレンジするには、排卵日を予測する必要があり、そのためには基礎体温を付ける必要があります。

基礎体温を付けていくと、生理周期やホルモンバランス、体調の変化などがわかり、排卵日の予測もある程度できます。

⇒ タイミング法 排卵日がいつかを予測するには?

個人で行う場合、基礎体温から予測した排卵日に合わせてタイミングを取ることになりますが、正確な排卵日がわからないため、若干予測の精度は落ちるでしょう。

病院では基礎体温に加え、超音波エコーにて卵胞のチェックを行うことで、より正確に排卵日が特定できます。その上で性交渉を持つ日程を指示してくれますので、個人で行う場合よりも確率は上がるでしょう。

健康な男女が排卵日の予測のもと、性交渉を持ち妊娠する確率は20~25%程度と言われています。病院での指導のもと、タイミング法を行っても1回の確率は30%程度です。尚、この数値は年齢などによっても変わってきますので、注意が必要です。

どのくらいの期間、チャレンジするべきか

病院にて指導を受けることになる前に、個人でもタイミング法にチャレンジしている人が多いと思います。病院では、治療に入る前に不妊の検査を男女ともに受けます。その結果、特に問題がなければタイミング法から治療がスタートすることになります。

女性の排卵は月に一度のことなので、当然1年で言えば12回しかチャレンジすることはできません。先ほど病院でのタイミング法の1回での確率は30%程度と書きましたが、これは回数を重ねるごとに減っていくことになります。

たいていの場合、5~6回ほど(半年ほど)チャレンジしてみて結果が出なければ、次のステップを勧められるでしょう。

不妊の原因には、不妊検査ではわからないことも多くあります。血液検査、ホルモン検査等で何も問題がなくても妊娠に至らない、原因不明の不妊がそれに当たります。半年ほどタイミング法にチャレンジしてみて、結果が出ない場合は原因不明の不妊であることも考慮し、より高度な治療に挑戦することも考えるべきです。

ステップアップのタイミングを考える

上記にて、5~6回、半年ほどタイミング法にチャレンジしてダメだった場合、次のステップを考えるべきと書きました。これには2つの理由があります。1つ目は年齢の問題です。自然妊娠にしても不妊治療にしても、年齢を重ねるごとに妊娠率は下がってきます。年齢を重ね、肉体の老化に伴い、精子や卵子も老化していきます。

⇒ 
卵子は日々老化しているという事実!自分の卵巣年齢を知る方法とは?

老化した精子、卵子では、若い精子、卵子に比べるとどうしても授精の確率は落ちていきます。不妊治療をスタートする時の年齢を考慮し、少しでも早くの妊娠を望むのであれば、早い段階でのステップアップも考慮すべきです。

2つ目の理由として、次に挑戦することになるであろう治療、人工授精が、比較的チャレンジし易い治療だからです。

私が不妊治療を行っていたとき、できることならばなるべく自然に近い状態で授かりたいと思っていました。そのため、人工授精にステップアップする際には少し戸惑いを感じたのですが、実際にチャレンジしてみるとそれほど大変さを感じることも無く、また、内容としても自然妊娠に近い方法であることがわかりました。

費用に関しても、考えていたほど高額なものではありませんでした。タイミング法を始めて、1回目で妊娠できる人がいれば、10回目で妊娠する人もいます。

また、何度チャレンジしても妊娠できない人も居ます。不妊治療には明確なゴールがありません。ある程度自分の中で期間、回数をしぼり、医師の意見等も考慮しつつ、割り切ってステップアップすることも必要なのではないでしょうか。

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