タイミング法 検査

不妊治療を行う事を決めると、まずはどういったところに不妊の原因があるのか、男女ともに検査を受ける必要があります。

検査の結果、原因が分かればそれに対応した治療を受けることができ、妊娠への近道になるからです。

検査の内容は病院によっても違ってきますが、男性は精液検査と血液検査、感染症の有無を調べるくらいですが、女性側は10種類ほどの検査を受けることになるでしょう。

月経の周期に合わせて調べる検査と、いつでも受けられる検査があります。

今回は不妊治療を行う前に受ける不妊の検査について、どの時期にどのような検査を受けることになるのか、下記にまとめてみました。

妊活は女性だけの問題ではありません!男性の理解と協力が必要です。

いつでも受けられる検査

私が通っていた病院では、初診時に基本となる一式の検査を受けました。基本の検査に関しては特に検査を受ける時期は決まっておらず、いつ受けても問題のない検査になります。以下6項目でした。

甲状腺ホルモン:ホルモンの分泌に異常がないか調べます。
血液型:血液型を調べます。
肝機能・腎機能検査:肝臓・腎臓の機能に問題がないか調べます。感染症:妊娠成立時、母子に影響を与える可能性のある感染症の有無を調べます。(B型肝炎・C型肝炎・梅毒・HIV・クラミジア)
自己抗体:抗体の有無を調べます。
AMH検査:アンチミューラー管ホルモン検査と言い、卵巣内にあとどれくらいの卵が残っているかを相対的に知ることができます。この結果によっては、治療の内容が変わってくることがあります。

上記はすべて採血での検査になりました。検査の結果が出るのに1週間ほど要しました。また、血液型・HIV・AMH検査については、保険が適用されなかったため、自費での検査でした。

⇒ AMH検査の費用は?卵子の老化を食い止めるために少しでもできることとは?

排卵期・高温期に受ける検査

月経周期には低温期・排卵期・高温期と呼ばれる3つの周期が存在します。また、それぞれの周期によって受けられる検査は変わってきます。ここでは、排卵期と高温期に受けられる検査についてまとめました。

頸管粘液検査:精子が子宮内に入るためには、子宮頸管から分泌される粘液が必要となります。その粘液の性状や量が適切であるか検査します。
フーナーテスト:排卵期ごろに性交渉を持ち、頸管粘液の中でどのくらいの精子が動いているのか、顕微鏡で検査します。
排卵確認:超音波エコーにより卵胞が破れていることで、排卵の有無を確認します。
高温期採血:高温期中のホルモン値を調べます。エストラジオール、プロゲステロンという女性ホルモンは妊娠に深く関わってくるホルモンで、それらの数値が適切な量、分泌されているのかを調べます。

低温期に受ける検査

ここでは低温期に受けられる検査について、下記にまとめました。なお、月経の開始が低温期のスタートとなり、排卵日前の14日間前後の期間に受けられる検査です。

卵巣・下垂体ホルモン値検査:採血によるホルモン値検査です。不妊治療において重要な脳下垂体ホルモン(LH、FSH、プロラクチン)や卵巣ホルモン(エストラジオール、プロゲステロン)の数値を測定します。ホルモン値のバランスなどに問題がないか等を確認します。
子宮鏡検査:細いカメラを用いて子宮の中を確認し、子宮内膜ポリープや子宮筋腫の有無を調べます。子宮内膜ポリープや子宮筋腫は不妊の原因となり得ます。状態によっては摘出手術などの対応が必要です。
子宮卵管造影検査:造影剤を使いレントゲンにて、卵管の通過性(詰まりがないか)と子宮の形態・形状を確認します。この検査には治療の側面があり、造影剤を卵管に通すことで詰まりが解消され、妊娠率の向上につながることがあります。また、この検査の結果によって、治療の方針が大きく変わることがあります。
超音波卵胞計測:超音波エコーにて卵胞の発育具合を確認します。排卵時期を特定し、タイミングを合わせるために必要な検査です。

上記以外にも、生理不順がある場合にはホルモン負荷テストや、糖負荷テストといった検査が追加されることもあります。

検査には採血で済むもの、痛みを伴うものなどがあり、上記すべての検査を受けようとすると最低でも1か月、多くて3か月ほどの期間を要します。

不妊治療を始めるのであれば、検査にかかる期間も考慮してスムーズに治療が受けられるようにしたものです。

参考 産婦人科の初診検査で保険適用される検査と保険適用外の検査まとめ