タイミング法 夜

妊娠すること、子供を授かる事、簡単だと思っている人が多いかも知れませんが、実際はそうではありません。妊娠が成立するためには、精子と卵子が出会い授精し、受精卵となって子宮内に着床するという過程が必要ですが、最初の段階、「精子と卵子の出会い」のタイミングはとても難しいものです。

少しでもタイミングが合わなければ出会う事すらできず、もちろん妊娠は成立しません。この「出会いのタイミング」を手助けしてくれるのが、病院での「タイミング治療法」です。

ここでは病院で指示されるタイミング法の内容や、表題の件について、自分の治療の経験をもとにまとめてみました。

妊活は女性だけの問題ではありません!男性の理解と協力が必要です。

不妊治療のタイミング法とは?

タイミング法とは、排卵日に合わせて性交渉を持つことで授精・妊娠の確率を高める方法です。妊娠するためには、精子と卵子が出会い受精卵となり、子宮内に着床するという過程が必要ですが、そのためには女性の排卵日を知る必要があります。

排卵日は基礎体温を付けていればある程度、予測することが可能です。女性の基礎体温には月経周期の間に、低温期・高温期と呼ばれる体温差を有する期間があり、低温期から高温期へ移行する際に排卵が起こるとされています。

排卵日が特定でき、その日に性交渉が持てれば授精の確率は上がってくるでしょう。しかし、基礎体温のみから排卵日を予測することは難しく、数日間のずれが生じることがあります。

卵子の寿命は1日と短いため、予測が外れてしまっていては、妊娠の確率も低くなってしまいます。そこで病院でのタイミング治療では、基礎体温に加えて超音波エコーでの卵胞チェックを行う事で、正確に排卵日を特定することができます。

排卵日が特定できれば医師より、「何日と何日に性交渉を持つように」、といった感じで指示が出されます。通常2~3回ほどの日程を指示されますので、それに合わせて行動します。

排卵と性交渉のタイミングを考える

病院でのタイミング治療では、卵胞のチェックを行う事で排卵日を特定すると、上記にて書きました。女性の体内では左右の卵巣で複数の卵胞が育ち、その中の一つから排卵が起こり卵子が放出されます。

卵子が放出される際の卵胞の大きさはだいたい決まっており、18~22mm前後と言われています。そのため、超音波エコーにて卵胞の大きさを計測することで、排卵日を知ることができるのです。

卵胞は1日におよそ1.5~2mmほど成長するので、1回目の診察で卵胞が16mmだとすると、翌日に排卵すると見て(18mm前後)性交渉の日程を指示されるでしょう。排卵のタイミングは卵胞の大きさから判断される場合と、注射を併用する場合があります。

その時に使用されるのはHCG注射で、卵胞が成熟したとみなされた時にHCG注射を投与されると、24~36時間以内に排卵が起こります。HCG注射を使用した場合、大体の排卵時間が予測できるため、性交渉を持つ日程の取り方もピンポイントでわかってくるでしょう。

⇒ HCG注射後のタイミング法はいつが最適?

タイミングを取る時間帯!朝でも大丈夫?

病院にてタイミング治療を受け、性交渉の日程を指示してもらい、あとは行動に移すのみ!と言うところで疑問に思ったことがあります。

それは、日程の指示はもらったものの、時間帯までの指示は受けていない事です。当然、1日は24時間あり日程の指定だけであれば、そのうちの何時にとっても良いはずです、時間帯の指定が無いのですから。例えば仕事の都合で、夜は深夜まで帰宅ができずパートナーとのタイミングが合わず、朝に性交渉を持つことは可能でしょうか?

上記にて少し触れましたが、卵子は寿命が短く1日ほどしか生存していません。それに比べて精子は4~5日ほど生存可能です。そのことを考えると、授精が成立するためには卵子が放出・排卵される前に、精子が体内で待機している状態が望ましいのです。

そういった状況を考慮して、医師からは日程が指示されているはずです。先ほどHCG注射について少し書きましたが、HCG注射を使っても24時間~36時間以内に排卵が起こるということしかわかりません。

何日に排卵が起こるという事はわかっても、その日の何時に排卵が起こるかという事まではわからないのです。超音波検査の結果、卵胞が18mmでありHCG注射を16時に受けたとします。24~36時間後に排卵が起こるのならば、翌日の16時から明け方4時の間に排卵することになります。

医師からは翌日に性交渉を持つように指示が出ると思いますが、精子の生存可能時間を考えるとそれは朝でも夜でも問題はないはずです。精子と卵子が出会うタイミングはとても重要ではありますが、排卵の時間までも知ることは不可能で、そこまで細かく考えていてはキリがありません。医師の指示を守って行動し、考え過ぎず、リラックスして臨むことが大事です。

⇒ タイミング法で溜まったストレスを発散するには?