タイミング法  気分転換

不妊治療をしている人は、何かしらのストレスを少なからず抱えていることでしょう。普段なら気にならない事であっても、治療が上手くいかない事への不安から、あるいは周囲の何気ない言葉から、ちょっとしたことで落ち込んだり、悩んだりしてしまいがちです。

うまく気分転換をしながら治療に取り組んでいくことが大事になってきます。そこで今回は、不妊治療の初期のステップである「タイミング治療法」について、治療が上手くいかなかった場合、どのようにして気持ちの切り替えをすれば良いのか、いろいろな方法を考えてみました。

妊活は女性だけの問題ではありません!男性の理解と協力が必要です。

タイミング法とは?なぜストレスが溜まる?

不妊治療には段階があり、ほとんどの人が最初に取り組むであろう治療が「タイミング治療法」です。タイミング法とは、女性の排卵日を予測し、その時期に合わせて性交渉を持つことで妊娠の確率を上げていく方法です。

妊娠が成立するためには、精子と卵子が出会うタイミングが重要になってきます。そのためには女性の排卵日を予測することが大事になってきますが、個人で排卵日を予測することは、可能であっても精度に欠けます。

そこで病院では検査・診察をしていくことで正確に排卵日を予測することができます。

主に、基礎体温である程度の排卵の予測を立て、超音波エコー検査にて卵胞の大きさをチェックすることで排卵日が特定できます。排卵日が特定できれば、医師より性交渉の日程の指示を受け、指示に従って行動に移します。

通常、排卵日の予測のもと健康な男女が性交渉を持っても、1周期で妊娠に至る可能性は20~25%程度と言われています。

また、病院にてタイミング治療を受けても1周期での妊娠率は30%ほどで、これは回数を重ねるごとに下がっていくことになります。タイミング治療は一般的に5~6回ほど続けることが多いのですが、回数を重ねるごとに不安や焦りを感じてしまうでしょう。

また、少なからず日常生活もいつも通りと言うわけにはいかず、治療や通院に時間を取られてしまう事にもストレスを感じるかも知れません。

気持ちが治療に与える影響

不妊治療中は、些細なことで落ち込む事もあります。私は不妊治療が上手くいっていなかった時、仕事先で「お子さんはいらっしゃるんですか?」とか、友達の妊娠報告、街中で見かける妊婦さんや赤ちゃんを連れた家族など、すべてが嫌で、言われるたび、見かけるたびに暗い気持ちになっていました。

不妊治療には「いつになったら結果が出る」という明確な答えがありません。そのため、どのくらいの期間、治療が続くのかもわかりません。

私自身、妊娠に至るまでに5年の歳月を要しました。その間、落ち込んだり、後ろ向きな気持ちになることも多々ありました。最終的に「赤ちゃんがどうしても欲しい!」と言う想いが捨てきれず、体外受精にまで進みましたが、治療を続行するためには前向きな気持ちを作っていくことがとても重要でした。

消極的な気持ちで治療に臨んでも、良い結果が得られないばかりか、治療に対する意欲も失せ、治療を受ける事自体が難しくなってくるからです。そういった意味でも治療中の気分転換はとても重要で、うまく取り入れていかなければなりません。

治療中の気分転換法とは?

治療が何度も失敗に終わると、「私はこのまま妊娠できないのではないか」など、とても不安な気持ちになり治療にも消極的になってしまいます。前向きな気持ちで治療に取り組むためには、いろいろな方法で気分転換を図る必要があるでしょう。不妊治療中に私が実際に行っていた気分転換法を下記にまとめてみました。

外食やアルコールを楽しむ

治療中は、通院で時間を取られたり、多少なりともアルコールが摂取できない期間があったりします。治療の結果、残念ながらうまくいかなかった時は、パートナーや友人、家族など気の置けない人たちと外食に行き、アルコールを嗜むなどして楽しい時間を過ごし、その時は治療のことを忘れるようにしていました。

思いっきり泣いて話を聞いてもらう

大人になると、声に出して泣くということもほとんどないかも知れません。治療が上手くいかないと、やはり気持ち的には沈みますし不安にもなります。そういった気持ちを自分の中にため込んでおかずに、話を聞いてもらえる人に思いっきりぶつけます。感情が高ぶり、涙がでることもありますが、たくさん泣いて吐き出した後は、意外とスッキリとしているものです。

治療を休むこと

タイミング治療はうまくいかなければ、毎月でも続けて受けることができます。何度か失敗が続くと、「また次も駄目かもしれない」というネガティブな気持ちになってしまうかも知れません。そういった場合は思い切って1周期治療を休むのも手です。治療を休んだ周期は、それまで治療を頑張ったご褒美として温泉に行ったり、エステを受けたりと気分が上がることをして過ごし、次の治療への意欲へと変えていきます。

上記の様な方法以外にも、軽い運動をしてみたり、旅行に行ったりなど、自分に合った気分転換法を見つけ、少しでも治療に前向きな気持ちが維持できれば良いですね。