タイミング法 奇形児

赤ちゃんを授かり、出産が間近になると誰もが「無事に五体満足で生まれてきてくれますように」と願うことでしょう。健康で生まれてきてくれれば、それだけで何もいう事はありません。

しかしどんなに若く、健康な男女のもとであっても、何らかの障害を持ったまま生まれてくる赤ちゃんは、ある一定数いるのが現実です。障害を持って生まれてくる赤ちゃんの確率は、母体の年齢が上がるごとに多くなるというデータがあります。

また、自然妊娠で生まれた赤ちゃんよりも、不妊治療をして授かった赤ちゃんの方が、障害児リスクが高いという事も言われているそうです。

不妊治療には初期の治療法として、「タイミング治療」と言う治療法があります。今回はタイミング治療において、障害児を授かってしまうリスクを少しでも減らすことができるのか、下記にまとめてみました。

妊活は女性だけの問題ではありません!男性の理解と協力が必要です。

不妊治療としてのタイミング法とは?

不妊治療には大きく分けて3つの段階がありますが、その最初の段階が「タイミング法」となります。タイミング法とは、女性の排卵日を予測し、その時期に合わせて性交渉を持つことで妊娠の確率を上げていく方法です。

基礎体温を付けていれば、大体の排卵日は予測できるため、タイミング法は個人でも実践することができます。基礎体温をもとにした排卵日予測では、正確に日程を予測することが難しく、また、予測した日程が本当に排卵日かどうか確認することもできません。

病院では基礎体温に加えて、超音波エコー検査にて卵胞の状態をチェックすることで、確実に排卵日を特定することができます。通常、月経開始14日前後で排卵を迎えることが多いため、月経開始10日前後に通院し卵胞のチェックを行います。

検査により排卵日が特定されれば、医師により性交渉を持つ日程が指示されます。あとは指示の日程を間違えないように実践することになります。

障害児が生まれるリスク

冒頭でも書いたように、どんなに若く健康な男女の元であっても、ある一定の割合で障害を持ったまま生まれてくる赤ちゃんはいます。

そして、その確率は母体の年齢が上がると、それに伴って上がることが分かっています。現在の日本では女性の社会進出が進み、晩婚化・晩産化が進み、その結果高齢出産の方が増えています。一般的に高齢出産とは、35歳以上からの出産を言います。

上記にて、自然妊娠で授かる赤ちゃんよりも、不妊治療の末に授かった赤ちゃんの方が障害児の確率が高くなると書きましたが、そこには治療の影響だけでなく、年齢的な要因も深く関わっています。間違えてはいけないのは、不妊治療をするから障害児ができる可能性が高いのではなく、不妊治療をする人たちの年齢が高い事にも起因しているという事です。

妊娠が成立するためには、精子と卵子が出会い受精卵となり、着床するという過程が必要です。しかし、加齢とともに精子、卵子も老化していき、その結果、授精の確率が下がるだけでなく、染色体異常をきたす原因にもなり得ます。

染色体異常が起こった結果、生まれる可能性がある障害児として良く知られているのは、ダウン症児です。ダウン症児が生まれる確率は、20代では1000人に1人以下ですが、30代では1000人に3人、40代では1000人に10人となっています。

リスク回避のためにできること

ある一定の確率で、障害を持って生まれてくる赤ちゃんがいることは仕方のないことです。しかし、何かしらの努力や注意をすることで少しでもリスクが減らせるのであれば、試さない手はありません。以下に考えられる方法をまとめました。

不妊の検査を受ける

障害児を授かる一番の要因として考えられるのは、母体の年齢であることがわかりました。将来的に子供を考えているのであれば、少しでも若いうちに不妊の検査を受けておくことです。

問題がなければよいですが、問題があれば、不妊治療が長期化することも考えられます。早めに自分とパートナーの体の状態を知っておき、計画的に行動することが必要です。

卵子の質を保つ

上記にて、卵子の老化が染色体異常を引き起こす要因の一つになり得ると書きました。女性は生まれてくるときに、左右の卵巣に卵子の原子細胞を約700万個持っていると言われています。

この数は成長と共に減っていく一方で、精子のように新しく作られることはありません。残っている卵子の質を、如何に良い状態で保っていられるかが重要になってきます。そのためには、特別な治療が必要になる場合もありますが、基本的には不摂生をせず、適度に運動も行い、健康的な食事・日常生活を送ることが大事になってきます。

葉酸サプリメントを摂取する

妊娠を希望する人が採るべき重要な栄養の一つに、葉酸があります。以前に比べると知っている人も増えたかも知れませんが、葉酸には神経管欠損症などの胎児の先天性奇形の予防や心臓病の予防効果があるそうです。1日に0.4mgを、妊娠がわかる1か月前から摂取することが望ましいとされています。

不妊治療におけるタイミング法は、ほとんど自然に妊娠する過程と変わりありません。そのため、リスク回避の方法も特別なことは何もありません。少しでも年齢的に若い方が有利であり、健康的な生活をすることで少なからずリスクの回避に繋がるのです。

最新のニュースより追記

ダウン症などの奇形児を避けるには、最新のニュースより以下のことが記載されていました。重要な部分を抜粋します。

40歳受精卵の8割に異常 出生前診断の精度は?

実は母体の年齢が若くても、約5割の受精卵には染色体異常があります。それが40歳以上になれば約8割まで増加

引用元 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160826-11008954-nkdualz-life&p=2